2020年3月、大学合格を果たしたばかりの31名のME生にお越しいただき、MEでの英語学習や大学受験の体験について語っていただきました。

感染症予防の観点から、座談会はA・B・C・Dの4グループに分けて、少人数で実施いたしました。そのうちAグループの座談会冊子が完成いたしましたので、一部を抜粋してここにご紹介します。

座談会冊子には、ここには載せきれなかった、「合格の瞬間」、「中学の勉強と高校の勉強」、「授業の予習」、「ライバル」、「中学と高校のギャップ」、「友人・部活動」、「高校1年からの学習」、「英語と日本史の勉強法」、「口頭英作とノート」、「試験会場で」、「高1と高2のギャップ」、「部活動と勉強」、「大学で学びたいこと」、「Marvelousな語彙力」、「大学生活と将来の夢」、「東大の入試」、「ボクサーと受験生」、「不遜でなく卑屈でなく」というテーマについて、ME卒業生の生の声がつまっています。ぜひ冊子版もご一読いただき、MEでの英語教育の一端をご理解いただければ幸いです。

座談会冊子をご希望の方は、下記フォームからお申込み下さい。最新版の合格体験記と共にお送りいたします。

また、この場をお借りして、ウイルス感染症が心配される中、また進学準備でお忙しい中にもかかわらず、MEに駆けつけてくださった出席者の皆さんに、心より感謝申し上げます。

ありがとうございました。

■ Aグループ出席者
高橋佳佑君(東京大学文科一類)
大和田直人君(東京大学理科一類)
工藤宏太君(京都大学経済学部)
田村彩奈さん(東北大学教育学部)
生方千尋さん(東北大学文学部)
吉田陽葵さん(東北大学工学部)
田中瑶子さん(慶應義塾大学文学部)
橋本悠汰君(早稲田大学基幹理工学部)
野口 由雄(ME顧問)
七里 栄(ME講師)
岩間 一貴(ME講師)
佐々木 謙介(ME講師)
柳沢 韻(ME講師)
 
 ◆ あいさつ ◆
 野口: 七里先生はじめ先生方、このような機会を設けていただいてありがとうございます。毎年このような機会に参加させていただきまして、本当に素晴らしい若者に出会えるということを楽しみにしていましたし、嬉しいです。皆さん、大変な時期に来ていただいて本当にありがとうございます。

 
簡単に自己紹介しますと、私は4年ほど前に文京学院大学という、東京大学農学部の斜め前にある大学なんですけど、そこで教鞭をとっておりました。4年前に退官いたしまして、その次の年にブルガリアのヴェリコ・タルノボという大学でちょっと日本文化を教えてました。今はフリーで活動しております。
 
MEにはもう大分お世話になっています。このような座談をやったらどうかと提案したのは私なんですね、実は。皆さんの体験記を読ませていただいて、本当によく努力した様子がわかったんですけれど、やはり生の言葉の方がインパクトがあると。訴える力があると。
 
以前テレビに出たときに、こういう話をしてほしいというメモが用意されているかと思って、「どういうことをしゃべればいいんですか」って言ったら、「思ったことを言ってください、やはり生の言葉でないと通じません」ということでした。その経験があって、自分が思ったことを、このシチュエーションのなかで言う、聞かれたことに対してその場で答えることの価値を考えるようになりました。思ったことをいろいろな形で自分の言葉で言うことで、たぶんこれからの新3年生を含め、後輩たちにみなさんの素晴らしい思いが伝わるんじゃないかと期待しております。
 ◆ 合格の瞬間 ◆
野口:  全員の方からいろいろな言葉を聞きたいと思いますので、まず最初に合格した時の思いといいますか、どんなふうに感じたかを語っていただきたいと思うんですが、田中さん。
 田中: あんまり覚えてないんですけど、ただ「やったー」っていう感じですかね(笑)。
 野口:  どんなシチュエーションだったんですか。
 田中: 母と二人で家にいて、発表の時間が来たので見たら合格だったので、母と二人で喜びました。
 野口:  高橋君はどうですか。
 高橋: 自分は父親と二人で家のパソコンで結果を見たんですけど、自分としては嬉しいというよりは安心したなっていう感じだったんですけど、父親がすごく喜んでくれたのでそれが嬉しかったです。
 野口:  東京大学の場合はテレビでよく、合格掲示板の場面を流していましたけど、今年は・・・。
高橋:  今年はコロナの影響で掲示板はなしでインターネットだけでした。
 野口:  ああ、そうですか・・・。工藤君。
 工藤:  僕は家で一人でスマートフォンで見たんですけど、一人だったんですごい緊張しちゃって。スマートフォンでも回線が混み合ってしばらく見られなかったんですけど、それもあって実感が湧かなかったという感じでした。
 野口:  その後はどうしたんですか。
 工藤:  母に電話したら喜んでくれたんで嬉しかったです。高橋君みたいな感じで。
 野口:  ありがとうございます。田村さん。
 田村:  私はいとこの家にいて母がいなかったので叔父さんと妹といっしょに発表を見て、私は番号があったって感じで実感はあんまりなかったんですけど、周りが喜んでくれるのを見て「ああ、受かったんだ」って実感しました。
野口: 生方さん。
 生方: 私は家で携帯で一人で見たんですが、番号があってとても安心しました。その後妹たちに伝えて母にも連絡をしたところみんな喜んでくれました。
 野口:  大和田君。
 大和田: 僕は家で家族と一緒に見て、すぐに、隣に住んでいるおばあちゃんに報告しに行きました。そのおばあちゃんが泣いて喜んでくれたのがとても印象的で嬉しかったです。
 野口:  おばあちゃんはどんな言葉をかけてくれたんですか。
 大和田:  「受かっていると思っていたよ。」ってもうお赤飯を炊いてくれていて・・・。
野口:  もう炊いてあったと。
 大和田:  はい発表前から(笑)
 野口:  橋本君。
 橋本: 私は推薦なので、担任の先生から直接合格通知をいただいたのですが、自分の興味のある学部に進めることが決まって安心した気分になって、将来に向かって一歩を踏み出せたのかなと感じました。
 野口:  場所とシチュエーションはどんな?
 橋本:  先生に呼び出されて・・・。
 野口:  職員室?
 橋本:  いや、教室の外に呼び出されて渡されたって感じです。
 野口:  はい、ありがとうございます。吉田さん。
吉田:  私はAO入試だったんですけど、前期試験は違う大学に出願していたので、AO入試で自分の本当の第一志望に受かることができて、番号があったときは本当に泣いて喜びました。私は家で一人で発表を見たんですけど、帰った来たときに親がすごい泣いて、「良かったね」って言ってくれたのでとても嬉しかったです。
野口:  大学生活がスタートすると、合格の瞬間を語る機会というのはなくなると思うので、貴重な印象を語っていただきましてありがとうございます。
それでは、この後はぜひ後輩達のためにということで、先生方にもどんどん質問していただいて、たとえば、授業のなかでこんな生徒がいるんだけど、こんな生徒にはこの先輩のアドバイスがいいんじゃないかというような、自分の生徒を思い浮かべてこれから質問をしていただければいいなと思います。
 中学の勉強と高校の勉強 ◆
 野口:  僕の方から口火を切りますけど、田中さんの合格体験記のなかで今までの勉強の習慣を改善したというお話があるんですけど、どういうような習慣をどのように改善したかということをちょっと具体的に。
 田中:  試験といっても基礎が大事だと思ったので、基礎を本当に毎日、MEだと口頭英作で積み重ねていった感じですね。
 野口:  どこらへんが変わりましたか。MEに通うようになってから。
 田中:  MEに通い始めたのが中1だったのですが、高校に入ってから、中学3年間は表面的な勉強しかしてなかったなって思って改善したっていう感じです。
 野口:  田中さんのころは小学校で外国語活動っていうのはあったんですか。
 田中:  小学校は微妙というか・・・。
 野口:  中学生になってから、英語らしく勉強した?
 田中:  はい、そうです。
◆  授業の予習 ◆
岩間: 高橋君に伺いたいんですけど、高橋君が入会したのが高校2年生の11月で、体験記にお書きになっているんですけども、小学校、中学校からMEに入っている人も周りにいると。そういう早くから入会している人たちに対して、高橋君は授業に出ているとき、最初のうち気後れっていうかひるむような感覚はなかったですか。
 高橋:  ひるむっていうより、逆にちょっと「負けるか」っていう気持ちがありました。以前からMEでやっている人は、この場では答えられるかもしれないけど、本当は俺の方が英語はできるぞみたいな(笑)。ちょっとそんな感じでやってたんで気後れはしなかったです。
 岩間:  どうやって克服というか乗り越えたんですか。
 高橋:  授業の予習をちゃんとやるようにして、質問に答えられるようになったって感じです。
 岩間:  MEの1回の授業に対して、予習としてどのくらいの時間をかけて、具体的に何をされたんですか。
 高橋: 部活が終わるまではあんまり時間をかけれられなくて多分1時間もかけてないくらいだったんですけど、部活が終わってからは時間は覚えていないんですけど、出されている範囲の問題を1日で解いてその後に指定された範囲の和訳を自分でしていくっていうのをしてました。
 岩間:  ありがとうございます。
◆  ライバル ◆
 佐々木: 大和田君の体験記に書かれていたことですけども、MEは学校という垣根を越えて互いに切磋琢磨しあうことのできる空間であったと。具体的にどんな風に思って、入会されたときとそれがその後変わっていったとか、そのあたりはどうですか。
 大和田:  やっぱり最初に入ったときは、小学校からやってる子たちがバンバン自分の知らないような、よく分からない言葉を答えていてそれに圧倒されて、ついていかなきゃなって思って必死に食らいついていたっていうのがあって。で、その後高校に入ってちょっとするとMEに対するモチベーションが下がった時期があって、中だるみした時期があって・・・。そのころに授業に行くと、自分なんかよりもどんどん答えられる子が出てきたので、これはマズいなって気持ちになりました。学校のなかにいるとどうしても井の中の蛙になりがちっていうか、自分よりもすごい人たちに触れられる機会ってあんまりないので、MEはそういった意味ですごいいい経験だったなと。
 佐々木:  その中だるみをしたときに、もちろんやらなきゃならないという気持ちは自分のなかではあると思うんですけれども、具体的にどうやって中だるみから盛り上げていったんですか。
 大和田: 自分よりできる人がいるっていうのは、自分のプライドが許さないし、嫌だという気持ちがどうしてもあるので、「次の授業までには、こいつが答えられないようなところを答えられるようにしておこう」とか、「こいつが答えたことは絶対に答えられるようにしておこう」という風に、一人とか二人、自分よりできそうな子をライバルだと思って、毎週毎週の授業に臨むようになってからは、モチベーションがすごい上がってきて、中だるみっていうのもなくなっていったと思います。
 佐々木:  逆に自分の方がライバルより答えられるようになったとか思ったことはあるんですか。
 大和田:  あんまりなかったですね。やっぱりすごい人が周りに何人もいるのでずっと負けないぞって気持ちが最後までもったのはそのおかげだなと思います。
 佐々木: ありがとうございます。
  中学と高校のギャップ ◆
 七里: いろいろと聞きたいことがあるんですけど、中学校から高校に入ったときに橋本君がギャップみたいなものはあったんですか。だれでもきくようなことなんですけど、中学英語から高校英語への変化というか段差というかそういうのがあったら教えてほしいんですけど。
 橋本:  僕は中学から高校に入ったときにあまりギャップは感じなくて、スムーズに高校の英語の学習に入れたと思います。
 七里:  ということは中学校のときにMEで英語を勉強されていたから、高校に入ってからもあまりギャップを感じられなかったということでしょうか?
 橋本: はい。
 七里:  それほどMEの中学校の英語は素晴らしいものであると。
 橋本:  はい。
 一同:  (笑)
 友人・部活動 ◆
 七里:  中学校から高校に入ったときに友だちはできたんですか。僕は第一中学校だったんですけど、第一中学校から高校に入ったときに、いろいろな中学校がいっぱいあって、そこで中学校の時とは別に、高校の友だちが新しくできたんですけど、橋本君の場合もそういったことはあったんですか。
 橋本:  高校で、新しく友だちはできました。
 七里:  やっぱり最初は緊張しましたか。
 橋本:  緊張しました。
 七里:  どういったきっかけで友だちができたんですか。「こんにちは~」とか?
 一同:  (笑)
 橋本: 自然とできました。
七里:  ああ、自然と・・・。高橋君は第一中学校なんですけど、僕も第一中学校で陸上をやっていたんですけど、陸上をやってたんですか。
高橋:  はい。
七里:  種目はなんだったんですか。
高橋:  中長距離ですね。
七里:  中小企業?
一同:  (笑)
高橋:  中長距離です。
七里:  失礼。1500メートル?
高橋: 1500と5000です。
七里:  1500メートルは何分?
高橋:  4分19秒です。
七里 :  おお、さすが。僕の場合課題が5分を切るっていうことだったんですけど、調子に乗ったら4分40秒になって、みんなには4分20秒だってずっと言い続けてたら、本当は4分40秒だったんですけど、言っているうちにオオカミ少年みたいになっちゃって4分20秒かなと。話はつまんないんですけど。
一同:  (笑)
 高校1年からの学習 ◆
柳沢: 橋本君、中学校から高校で英語はスムーズだったというお話でしたが、逆に高校になって難しくなった教科はありましたか。
橋本:  難しくなった教科というか、理解するのが少し大変になった科目は数学だと思います。
柳沢:  それはどうやって克服しましたか。
橋本:  数学も完全に克服できたかはわからないんですけど、やっぱり時間をかけてやったことが一番克服ができた要因だと思います。
柳沢:  推薦で入られてますので1年生のときから成績よく頑張ってきたんじゃないかと思いますけど、この教科は苦労したとか、この教科は簡単だったとかありましたか。
橋本: 特にどの科目が大変だったというのはないんですけど、英語の評定とかは絶対に5以外は取ることがなかったので・・・。
柳沢:  英語が武器になったということでしょうか。
橋本:  そういうことです。
七里:  いいね、なんか。英語が武器になった。
◆ 英語と日本史の勉強法 ◆
岩間:  英語の成績がこういう風に勉強したら伸びたとか、こういう風に勉強したら志望の大学に受かったとか、うまくいった英語の学習方法があれば教えてほしいんですけど、何かありますか、生方千尋さん。
生方: 私は基本的にわからないことをなくすというのが大事だと思ったので、英文を読んだときにも少しでも引っかかるところがあったらきちんと品詞分解をして、それぞれの理解を確実にするようにしていました。また、そのときに構文などもMEで習ったものはパッと出てくるようになるまで復習をしました。
 岩間:  その品詞分解というのはどういったものですか。
 生方:  実際にS、V、O、Cなどをきちんと自分で出せるかを・・・。
岩間:  一つの文を文型的な要素で区切ってってことですね。生方さんは日本史がセンター試験で満点を取られているんですけど、どうやって勉強したんですか。
 生方:  日本史はずっと苦手科目だったのですが、でも夏休みまで部活があったのでなかなか取り組めなくて・・・。その後センター試験の演習などをしながら、毎回毎回間違えたところがあるたびに、その周辺知識を確実に入れるようにしていました。また、他の教科がある程度完成してきていたので、センター直前は日本史など暗記科目に時間を注ぐことができたのも、最後に点数が伸びた理由だと思います。
 岩間:  暗記する上で何か工夫された点などありますか。
 生方: 私は資料集を大事にすると決めていたので、資料集を何度も見たりとか、先ほども述べましたが、わからないところがあったらそのページを丸ごともう一回しっかり復習したりなど、一本だけにならないように周辺知識なども考えながら覚えるようにしました。
 岩間:  工藤君はどうですか、英語の勉強に特化すれば。こうやったらうまくいったというのはありますか。
 工藤:  MEで習った文法事項を中心にして基礎にして、学校で配られた教材も何回も繰り返して、自分がわからないところがない状態まで持って行けたました。
 岩間:  工藤君は体験記の中でMEの授業は問答形式で英文法を理解するためのお決まりのフレーズのようなものがあったと。これはどういう意味ですか。
 工藤: 例えば仮定法過去だったら、現在の事実に反する・・・。
 岩間:  もう忘れちゃいましたね。
 一同:  (笑)
 工藤: MEには、それとかがあったおかげで、変に考えて理解しようとするんじゃなくて、迷わない理解ができて、苦手意識を持たないで英語に取り組めたので、よかったかなと思います。
 七里:  工藤君の話の中で、MEに入ったときに授業スタイルのよい意味でのクセの強さっていう・・・良い意味でのクセの強さっていうのはぜひ聞きたいなあと。
 一同:  (笑)
 工藤:  ちょっと失礼かもしれないんですけど、先生方の独特の言い回しとか僕は結構好きだったんですけど、それとさっき言った仮定法みたいなやつを何回も、例えば一回の授業で言ったらその次の授業でも言ったりするじゃないですか。そういう繰り返しっていうのと雰囲気というのが僕は好きだったなあっていう。
◆ 口頭英作と単語ノート ◆
 佐々木:  私たちは皆さんに口頭英作のノートを作ってくださいとか、単語ノートを作ってくださいとかいつもお話をしているんですが、田村さんは実際にどんな風にされていましたか。
 田村:  私もMEの先生方に教えていただいたように口頭英作ノート、単語ノートを作っていたんですけど、部活があって、なかなか口頭英作とかができない時期もあったのですが、ノートを書いていたおかげで部活が終わってから、一気に見返したりして「何回もやってるな」とか「分かったのにな」とか分かったので高校1年生のときからずっと作っておいて良かったなあと思って。それは入学試験の前日もいっしょで、高校1年生からの積み重ねをノートという形で目で見ることができるのは、自分が勉強した実績みたいなものが分かって良かったです。
 佐々木:  口頭英作ができなかったとしてもノートに英文と訳文を書くことはずっとされていたということですか。
 田村: そうです。それはやってました。
 佐々木:  結局ノートは何冊くらいになったんですか。
 田村:  5冊はいったと思います。途中途中で春休みとか節目のときに、1年生から全体をやってみようみたいな感じでやってまとめ直したのもあるので、もうちょっといったかもしれないですけど。
 佐々木:  途中で面倒だなとか思ったりしたことはありませんでしたか。
 田村: 正直ちょっとあったんですけど、でも先生がこれだけ言うのなら絶対力になるだろうなと信じてやっていたところはあります。
◆ 試験会場で ◆
 七里:  入学試験の当日について聞いてみたいのですが、やっぱり試験って緊張するものだと思うんですけど、田村さんが大学を受験されたときに緊張されましたか。
 田村: 私はテストとか模試とかあまり緊張する経験がなくて、それは部活で弓道をやっていたんですけど、そこですごく緊張した、それ以上の緊張があったという感じです。
 七里: 生方さんはどうですか。
 生方:  私は結構本番前に緊張してしまうのですが、集中をすると周りが気にならなくなるタイプだったので、とにかく目の前の問題に集中しようという感じで取り組んでいました。
 七里:  一中の高橋君は?
 高橋:  普段は全然緊張しなかったんですけど入試の2日目が一番緊張して、それは1日目の数学が、ここ何年か続いて簡単な問題だったのですけど、今年急に難易度が上がったので、2日目は、その日の科目ができなかったらもしかしたら落ちるかもしれないっていう不安があって、すごく緊張しました。そのせいで日本史の第1問で無駄に時間を取ってしまったのですけど、解答を書いているうちに、だんだん自分のリズムを取り戻せたので、緊張しているときはとにかく目の前の問題に集中するというのがいいのかなと思いました。
 七里: 試験会場には自分だけでなく周りの人もいるわけですけど、試験の合間に周りの人の顔を見て、「こいつは俺より頭がよさそうな顔をしているなあ」とか思ったりしませんか。僕だったら思うんですけど。
 高橋:  (笑)同じ学校の人たちで集まってペチャクチャ話している人たちを見ると、ちょっとイラッとしたみたいな。
 一同:  (笑)
◆ 高1と高2のギャップ ◆
野口: 吉田さんに聞きたいんですけど、体験記の中で、高1のときはがんばってたけれど高校2年生になって自分の力に限界を感じたっとありますが、どんな風に限界を感じたかをちょっと。
 吉田: 高校1年生のときは勉強も2年生よりは簡単だし、周りもそんなにやってなくてちょっと勉強すれば出来るって感じだったんですけど、周りがだんだん勉強を始めて自分が今までやってきた勉強だと成績が全然上がらないっていうか。周りも上がってるから自分が上がってても上がった気がしなくて。それで自分でやってることが本当に合ってるかどうかすごい不安になったっていう感じです。
 野口:  具体的には実力テストの順位が下がったとか通知表の数字が落ちたとかそういうのがあったんですか。
 吉田:  通知表の数字も落ちたし、テストの順番も下がりました。
 野口: それをどんな風にして回復していったんですか。
 吉田:  同じクラスに同じ大学を目指していた友だちが何人もいて、その友だちにすごい励まされて一緒に頑張ろうっていうので勉強しようっていう気になりました。
◆ 負けず嫌い ◆
 野口: までの話のなかにやはり競争心というか、ライバルを見つけるというか、ライバルがいることがモチベーションにつながったという方が多かったような気がするんですけど、ライバルの存在っていうのは必要ですか。必要ではないという人?(挙手を促す)
・・・ああ、皆さん必要だと。その中で何人か、例えば高橋君は負けず嫌いな性格だということをおっしゃってましたし、大和田君もプライドっていう言葉でいってました。負けず嫌いっていうのはとても大事な、人間のキャラクターとして必要なものだと思っているんですけど、負けず嫌いっていうのは元々あったものなのか、それとも自分がどんどんどんどん成長過程で作り上げていったものなのか、それとも負けず嫌いな性格にできるものなのか、そこら辺はお二人どうですか。高橋君から。
 高橋: 小学校の頃は全然勉強してなかったんで全くこだわりがなくて、漢字テストとか小学校のテストで平気で60点とか取ってたくらいだったんですけど、中学に入ったときに親に勉強しろってかなり言われて、そこで一気に順位が上がったんですよね。そこから、勉強とかテストでいい点を取るとかに関してこだわりが出てきたというか。一回成功した体験やがんばるきっかけみたいなものがあると、「ここから落ちたくない」みたいなそういう気持ちが生まれてくるのかなあと。
 野口:  きっかけが必要だと。ありがとうございます。大和田君。
 大和田:  僕もどちらかというとMEに入る前から負けず嫌いだったと思うんですけど、自分は勉強がそんなに嫌いな方じゃないので、やっぱり自分の好きなもので自分よりできる人がいるっていうと、やっぱりそれはちょっと気になるし、その人に負けたくないなという思いは自然とわいてくると思うので、自分の自信のあることとかだと負けたくないっていう気持ちが出てくるのかなと思います。
 野口:  全員に聞きますけど自分は負けず嫌いだという人いますか?(挙手を促す)
 七里:  全員が負けず嫌い?すごいね。
◆ 部活動と勉強 ◆
野口: 本当に負けず嫌いな気持ちをどう育てるか、どうモチベーションにつなげるかっていうことに今ちょっと関心があるので、ありがとうございました。それともう一つ、田村さんが弓道をやっていることによって緊張感というものを試験のときに感じなくて済んだということですけれど、弓道をやったことは、どんな点で役立ちましたか。
 田村:  さっきの負けず嫌いっていう点でも、弓道は結構部員がたくさんいてその中で選手の座を争うときに、負けず嫌いの気持ちとかもそうだったと思うし、緊張っていう面では、緊張をどうプラスのものとしてとらえるかを弓道で学んで、最初の頃は周りの雰囲気にのまれていつものパフォーマンスが出せないってことがあったんですけど、終わる頃には緊張を糧にして試合に臨むっていう姿勢を学んだかなと思います。
野口:  驚いたのは、ここにいる全員が部活動をやっていたんですよね。田中さんは空手道部ということですけど、空手と勉強との関係っていうのは、空手をやったことによってこんな点がよかったとかありますか。
 田中:  特にないです。
 一同:  (笑)
 野口:  空手を習おうっていうきっかけは何かあったんですか。
 田中: 中学は別の部活動をやってたんですけど、高校に入って何となく、本当に全然きっかけとか覚えてないんですけど、なんとなく空手道部に入って、なんとなくやってたって感じです。(笑)
 野口:  部活動っていうのは基本的に必須ではないようですけれど、じゃあ部活動がこんな風に役立ったっていうのをだれかもう少し聞かせてくれませんか。吹奏楽なんかどうですか、生方さん。
 生方:  私は集中力というのが役立ったと思います。楽器などを演奏するときもきちんと集中して周りの音を聞いたり、自分の音を聞いたりすることが大事なので、そういう風に一つの物事に対する集中力を高められたと思います。
 野口:  楽器は何ですか。
 生方:  高校ではパーカッションをやっていました。
 野口:  他にどうですか。ソフトテニス部の吉田さん。
 吉田: 私はスポーツはそんなに関係なくて、部活をいっしょに仲間に負けたくないなっていう・・・部活はいっしょにやってるけど勉強では負けなくないなっていう気持ちがあって、それでがんばりました。
◆ 大学で学びたいこと ◆
 岩間:  大学生活に何を期待していて何を成し遂げたいか。3つくらいあったら1・2・3で教えていただきたいんですけど。高橋君どうですか。
高橋: 自分は手続きとかで東京に行くことがあったんですけど、生活っていう面では群馬の方がいいかなぐらいでしたね。ただ、東京大学って高校までの勉強と変わってまた新しいことを学べるっていうのは期待感があります。
将来何をやりたいかっていうのはあんまり決まってないんですけど、自分は多分東京大学に受かった人たちの中では、富裕層じゃないというか、お金持ちじゃない方の家庭で育ったんで、それで部屋探しとかも東京に住むとなると困難だったりしたんで、将来お金の問題で苦労するっていうことがないような社会を作るのに貢献できたらなっていうのが少し目標としてできたかなって思います。
 岩間:  ご自身もお金持ちになりたい?
 一同:  (笑)
 高橋: お金持ちになっちゃうといろいろ自分も変わっちゃいそうなんで、むしろお金を持つことには抵抗があるっていうか、そういうのはあります。
 岩間:  ありがとうございます。工藤君はどうですか。大学生になってこれをやってみたい、これを成し遂げたいっていうのはありますか。
 工藤:  これから独り暮らしが始まるんで、自分で生活できる力を、学生という立場を使って蓄えていきたいなと思います。あとパソコンとか今まで全然いじったことがなかったんですけど、多少はできないと今の時代生きていけないかなと思うんで、パソコンをしっかり使えるようになりたいなと。3つ目として、僕は経済学部に入ることになっているので、今もそうですけど、日本がこの30年間ずっと不況ということで、この不況を脱却できるようなアイディアみたいなものを出していけたらいいなと思います。
 野口:  期待しますね、ぜひ。
 岩間:  吉田さん、どうですか。
 吉田: 私は建築社会環境工学科に進むんで、将来は病院を作りたいんですけど、そのために安全な病院とか、人が安らげるような病院とかを研究して、将来そういうものを作れるようになりたいです。
 岩間:  安らげる病院というのは、どういう点が違うんですか。
 吉田:  木をたくさん使って今の病院より温かみのある、環境にやさしい病院を作りたいって思ってます。
 岩間:  ありがとうございます。
 七里:  やっぱり将来って聞きたいですね。
 野口:  そうですね。
 七里:  生方さんはどうなんですかね。
 生方:  今はまだあまり将来について考えられていないんですが、私は文学部に進むので幅広い、いろいろなことを経験して自分の専門にしていきたいなという学問を見つけていきたいなと思っています。
 七里:  これは大和田君に聞くしかないですね。岩間君じゃないけど10年後のあなたをどう想像しますか。
 大和田: 全く想像できないっていうのは正直なところなんですけど、僕の行く東京大学は2年間くらい猶予があって、その後に進振りっていう制度で成績によって自分の希望する学部に行けるか行けないかが決まるんで、まずその2年間で自分の興味のあることを幅広くいっぱい勉強して将来この道に進むっていうのをゆっくり決められたらいいなあとは思います。
野口:  大体どんな分野に?
 大和田:  僕は今物理がすごい大好きで、そういったことを生かせる職業だったり、そういったことを研究するような分野だったり、そういった学部に進みたいなと。
 野口:  僕は物理はよくわからないんですけど、どんなところが魅力なんですか。
 大和田: なんていうんだろうな・・・未来のことがわかるんですよ、物理って。
 野口:  おお。
 大和田: ボールを投げたら放物線になるっていうのだって昔の人はなんでそうなるかっていうのさえわからなかったのに、それをニュートンっていう偉大な人が出てきて体系づけたことで、それが全部ちゃんとした理論として組み立てられて、未来のことがわかるようになったっていう、そういう魅力的な学問なんで、それも今宇宙の素粒子とかもっと深い話になっていて、宇宙の形とかそういったもっと広い分野にまで広がってきているので、まだまだよくわからない未知の世界が広がっているっていうところに惹かれますね。
 野口:  柳沢先生理系ですよね。どんなことなんですか、やっているのは。
 柳沢: 物理学というのは、原子よりもっと小さな世界から宇宙の構造まで、解明すべき謎に満ちた学問ですから、ぜひ研究していただきたいですね。
◆ Marvelousな語彙力 ◆
七里: MEには、工藤君が言われたところの「独特の言い回し」じゃないけど、お決まりのフレーズみたいなのがあって、例えば「~に驚く」っていうのを例にすれば、be surprised atがあって、be astonished atがあって、be astounded atがあって、be startled atがあって、What else? 佐々木君あと1個はなんだっけ?
佐々木:  be amazed at。
 七里:  be amazed atか。こっちが期待するのはそこまでなんだけど、高橋君か大和田君がさらに言われたのは、marvel atって言ってたよね?覚えてない?
 佐々木:  違う方だと。
 一同:  (笑)
 七里:  あなたは話をあわせなきゃ。
 一同:  (笑)
七里: 大和田君は知ってるよね、marvel at。
 大和田:  はい。
 七里:  そうだよね、絶対知ってるよね?
すごいって思ったんです。だから僕は彼に、非常にあなたはmarvelousだと。
 一同:  (笑)
◆ 大学生活と将来の夢 ◆
 野口:  じゃあ続いて田村さん。大学でどんな夢を持って生活したいかとか。
 田村:  私の将来の夢は心理関係の仕事をしたいなと思って、2015年くらいに国会で新しく公認心理師が国家試験になったらしくて、2018年からその試験が始まったっていうのを知ってその資格を取りたいなと思って大学を志望して、教育学部の心理学をできるところを受験したんですけど、大学院に行かないといけないので、大学院に行ってその国家試験を取って、医療機関や大企業でカウンセラーとして働きたいなと思って・・・。
 野口:  臨床心理士とは違う分野なんですか。
 田村:  それとは別にできたらしくて、世の中がそっちの方向に向いているなら、その波にちょっと乗ってみようかなと。
 野口:  はい、ありがとうございます。田中さんもちょっと話してみてください。空手はやるんですか、大学生活で。
 田中:  やらないです。(笑)
 一同:  (笑)
 田中: 私は小さいときから歴史が好きだったので、文学部に進学するんですけど東洋史を専攻してあと中国語とかの授業も取りたいなと思っています。
 野口:  中国語?
 田中:  中国語とか朝鮮語とかに興味を持っています。
 野口:  橋本君はどうですか。
 橋本: 私が進学する学部は1年次にはまだ学科に配属されないので、1年次の成績で自分が希望する学科に振り分けられるっていう感じなので、とりあえず今の目標は大学1年次のGPA(注 Grade Point Average 各科目の成績から特定の方式によって算出された学生の成績評価値)をある程度高く取りたいなということと、今まで生きてきたなかで自分の趣味と自信を持って言えるようなものがなかったので、大学ではそういう趣味を見つけて同じ趣味を持つ仲間をたくさん作れたらいいなと思っています。
 野口:  やっぱりGPAに関心はありますか。
 橋本:  やっぱり評定はある程度取らないと行きたい研究室にも行けなくなってしまう可能性があるので、自分の選択肢を広げるためにもがんばりたいと思っています。
 野口:  ヨーロッパの学生というのはかなり気にしますよね、GPAがどの程度かっていうのは。やっぱりこれからの時代、グローバルであるためには、大事かもしれないですよね。日本だけで勉強するとは限らないので、他に行った場合にそういう数字的なものがますます大事になってくると思います。柳沢先生、どうですか。ちょうど理系と文系の方が半々ですから理系の方でどうですか。
◆ 東大の入試 ◆
柳沢:  大和田君、入試について聞かせて下さい。難しかったでしょうか。それともどの教科がよかったとか、できなかった、難しかったとか。
 大和田: 初日は国語と数学で、国語はすごく簡単でした。数学は毎年全部で6問あって、そのうち2問くらいは必ず、すぐに解き方がわかるような簡単な問題が出るんですけど、今年はぱっと目を通したところ、どこから手をつけたらいいんだろうっていう感じで。それでよく分からないまま、ひたすら解くうちに1日目が終わっちゃって、数学で失望したまま、2日目に行きました。2日目は科目が理科と英語で、どちらもすごく良くできたので、もしかしたら大丈夫なんじゃないかっていう感じで受験を終えた感じですね。
 柳沢:  私も問題を見ましたが、数学は確かに難しかったと思います。それでショックを受けたりしたところはあるでしょうか。問題を見て頭が真っ白になったりとか、そんなことはなかったですか。
 大和田:  まあ、みんなできてないだろうなと思ったし、あと2日目が自分の得意分野だったのでそこで取れば大丈夫だろうっていう気持ちでやりました。
 柳沢:  得意分野っていうのは具体的には?
 大和田: 理科は物理と化学で、あと英語があるんですけど、英語はもちろん自信がありましたし、物理も自信があったので。
 柳沢:  自信のある科目があったので、数学が難しくてもショックを受けたりしなかったと。
 大和田:  そんなに気にもしなかったですね。
◆ ボクサーと受験生 ◆
 七里:

本当にすばらしい話ですね。何時間も話していたいんですけど、私が生意気にも感じたのは、集中力というのがあって、ライバルがいて、負けず嫌いっていうのがあって。ボクシングの世界には、井上尚弥っていうチャンピオンがいて、弱いものとは対戦しない、絶対強いものとしかやらないっていう姿勢です。この精神っていうのは、ちょっとKというボクサーに聞かせてやりたい。

 一同:  (笑)
 七里:

本当にパフォーマンスじゃなくて、強いものとしかやらないと。

あともう一つすごいなと思ったのは自分を完全に分析している。ボクサーと同じですよね。ハプニングがドネア戦であったかもしれないけども、自分が痛めた・・・。

柳沢:  切れたのは右まぶたですね。
 七里:  その中で工夫して、勝利したでしょう、井上選手は。彼らの話を聞いててすごいなっていうのは、井上と同じように、分析して工夫することが出来ることで、数学でこの問題がこうあってこうあってなんてすごい分析だよね。それで、たとえ問題が難しくても、冷静に対処して合格を勝ち取ることができた。
◆ 不遜でなく、卑屈でなく ◆
 七里:  最後に生意気でまとめさせていただきたいんですけど、英語っていうのはこれからずっと使っていくものだと思うんですよ。英語をしゃべる人たちには二つのタイプがあるような気がします。
一つは、英語をしゃべる連中はどうしても不遜になってしまう。外国語を駆使してるんだぞっていう感じで、聞かせてやってるんだぞっていう人が結構インテリゲンチャのなかでも多いような気がするんです。英語なんてたかが外国語で大したもんじゃないんだけど、自分はしゃべれるんだぞ、すごいんだぞっていう感じで不遜になってしまう人がいる。
その一方で非常にインテリジェントなんだけれども、どういうわけだか外国語には相性が悪いと思い込んで、英語を話せるのに話さなくて、卑屈になっちゃうような人がいる。
だけど皆さんにはやっぱり、不遜でもなく卑屈でもないような英語のスピーカーになっていただきたい。十分にそういった素質のある方々だということを結論にして、野口先生に話をおさめていただきたいんですけど。
 野口: 本当に今、七里代表が言ったように、負けず嫌い、これは大学生活でもそうだと思うんですよね。大学に行くと、皆さんとほぼ同じようなレベルの人、あるいは自分よりもっと高度なものを持っている同級生に出会うと思うんですけど、そういうなかでも負けてたまるかという気持ちを大事にしていけば、さらに次のステップに行くことができて、きっと新しいいい道が開けてくると思っています。
 後輩に一言 ◆
 野口:  それでは最後に一言だけ後輩たちに「これが大事だ」っていう簡潔にまとめていただいて順番に。大和田君から、後輩にこれだけはやっておいたほうがいいよっていうようなことを。
 大和田: MEノートの清書と提出と口頭英作というのはもちろんなんですけど、できるだけ早めに単語ノートをやってほしいなと思います。僕も単語ノートを作り始めるようになってから、語彙力にも自信がついたし、そうすると長文も読めるようになってくるし、いいこと尽くしなんで、できるだけ早く作って取り組んでほしいなと思います。
 野口:  ありがとうございます。語彙が大事だと。高橋君。
 高橋:  自分はあまり手を広げすぎるよりも、自分が手持ちの教材とかを何回も繰り返してやって、自分が学んだことが完全に身についてすぐに引き出せるっていう状況に基礎的な内容をしておくということだけで、東大でも多分十分受かれると感じているので、基礎的な内容を重視した方がいいなって感じています。
 野口:  しっかりと定着させることが大事だということですね。工藤君。
 工藤:  MEでやった口頭英作とかを繰り返したりして、英語を自分の得意教科として武器として戦えるのが重要じゃないかなと思います。
 野口:  橋本君。
 橋本: 僕が大事だと思うのは復習だと思います。例えばMEの授業で質問されて答えられなかったことを明日にはこたえられるようにしようっていうことを積み重ねていくことで、どんどんできるようになるんじゃないかと思います。
 野口:  積み重ね。田中さん。
 田中:  口頭英作とかの英文を覚えて長文をすらすらと読めるようになることだと思います。
 野口:  田村さん。
 田村:  口頭英作ノートと単語ノートは時間がなくても絶対やったほうがいいと思うのと、音読をすることで英語への抵抗がなくなったのでそれをやった方がいいかなと思います。
野口:  音読も大事だと。生方さん。
 生方: もちろん口頭英作とか単語ノートを作るのに加えて、時間がない人でも自分で時間を見つけながら、少しずつでも積み重ねていくことが大事だと思います。
 野口:  ありがとうございます。吉田さん。
吉田: MEで言われたことをちゃんとやって、それを自分の自信につなげるっていうことが大事だと思います。
 野口:  ありがとうございました。それぞれの中身をぜひ後輩たちに上手に、先生方、伝えていただければと思います。本当に今日はありがとうございました。
 一同:  ありがとうございました。

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