2013年卒業生による座談会

2013年3月16日(土)、大学合格を果たしたばかりのME卒業生(現・大学1年生)8名による座談会が行われました。合格瞬間の気持ちから、英語の勉強方法、英語学習に必要なこと、英語学習のスタートにまで立返って話してもらいました。今回はその座談会の一部を抜粋し、皆様にご一読いただきたいと思います。大学受験生、また大学進学を目指す方、ぜひME卒業生の生の声をお聞きください。



大学受験に合格した時
 
野口:今回が7回目の座談会ということで、始めたきっかけは、みなさんに合格体験記を書いていただいたのですが、文章よりも座談の方が生の言葉が聞けるのではないかという発想で始めました。是非今日はみなさんのメッセージを受け取ってもらおうと、思ったことをどんどん言っていただいて、そのボールを後輩にたくさん投げていただきたいと思います。それでは自己紹介と進学する大学を言っていただいて、合格の知らせをこんな風に受けて、こんな風に感じたということを順番にお願いします。
 
倉林:前橋女子高校の倉林理紗です。群馬大学医学部医学科に行きます。大学合格の時は友達二人と廊下の隅でみて、二人で喜んでいました。
  
野口:ありがとうございます。
 
新井:前橋女子高校の新井茉莉です。群馬大学医学部医学科に行きます。合格した時は、倉林さんと同じクラスなので、先に受かったと知ってすごく焦ったのですが、番号を見たら最初自分が思った枠になくて、がっかりしていたら友達が見つけてくれて、すごくほっとしました。
 
野口:友達に見つけてもらったのですね。
 
馬場:前橋女子高校の馬場美佳です。早稲田大学文学部に合格しました。私は指定校推薦だったので、12月くらいに合格通知が来た時は、周りが一生懸命勉強していた時期だったので、実感があまりわかなかったのですが、すごく嬉しかったことを覚えています。
 
野口:ありがとうございます。
 
高坂:中央中等の高坂美帆です。東京外国語大学アラビア語学科に進学します。合格発表はインターネットで見たのですが、絶対落ちていると思っていたので軽い気持ちで見たら番号があって何度も見返しました。
 
塚越:高崎女子高校の塚越真由です。新潟大学の医学部医学科に進学します。受かった時はネットで見たのですが、初めは「え、受かってるな」ぐらいにしか思わなかったのですが、その後学校に報告に行って、先生がすごく喜んでくれて、自分も合格の喜びを実感し始めました。
 
野口:徐々に徐々に実感してきたと。ありがとうございます。
 
阪本:高崎高校の阪本翼です。信州大学の医学部医学科に進学します。合格発表は、大学に行くわけにはいかないので、ネットで見たのですが、嬉しすぎてずっとガッツポーズをしていて、その後一日二日は何も手につかない状態でした。
 
野口:喜びが二日間続いたのですね。ありがとうございます。
 
正田:前橋高校の正田貴大です。群馬大学医学部医学科に進学する予定です。合格発表をネットで見て、絶対落ちていると思っていたので軽い気持ちで友達とふざけながら見ていたら自分の番号みたいなものがあって周りのみんなで回しあって「これ俺の番号だよね」と確認してもらいました。すごく嬉しかったです。
 
野口:ありがとうございます。
 
石崎:前橋高校の石崎正徳です。群馬大学医学部医学科に進学します。発表を見た時は、非常に疲れていたので、そのまま誰にも連絡せずに寝ました。
 
一同:(笑)
 
野口:寝ながら喜びをじわじわと感じたのですね。では、先生方からもお話をお願いします。
 
七里:みなさんにお聞きしたいことがいっぱいあります。正田君にお聞きしたいのは、推薦入学で受かった後もセンター講習に参加していましたよね。あれはどういう理由だったのですか。
 
正田:前橋高校で推薦を受けた人の中にも落ちてしまった人もいましたし、受かった者としての最大限の礼儀ですかね。あとは、プライドでしょうか。MEに通っていたので、英語の力は落とせないという。それはあったと思います。
 
MEとの出会い
 
七里:石崎君の合格体験記に『友人に誘われて入りました』とあるのですが、どのように誘われたのですか。
 
石崎:野球部の三上君に誘われて・・・。
 
七里:具体的にはどのように三上君が誘ったのですか。
  
一同:(笑)
 
石崎:ずっと違う塾も一緒で、結構前から「石崎もME入れよ」と言われていて、野球ばかりやっていたので、高2の冬か高3の夏にMEに入ることを考えていて、早い方がいいかなと思って高2の冬に入りました。
 
七里:倉林さんも新井さんも弟さんがいらっしゃって、MEの教師たちはみな彼らのファンなのですが、時々は、たとえば、弟さんが家に帰って岩間君のことを話題にしたりするのですか。
 
新井:あまりしないですけど(笑)、私たちが受かってから「倉林君、新井君、倉林君、新井君」とすごく指されたと言っていました。
 
一同:(笑)
  
七里:外大に進学される高坂さんは、いつ頃外大に行きたいという気持ちになったのですか。
 
高坂:高校2年生の時の担任の先生が英語で有名な先生で、その先生に教わっているうちに、英語が好きになり高2の冬には外大に行きたいと思っていました。
 
七里:なるほど。小さい頃は、特に志望が外大とかではなく、高校2年生になられた時に外大を意識するようになったということですね。塚越さんはセンターテストで満点を取られたということですが、解いていて多少迷う問題はありませんでしたか。
 
塚越:常にありました。それでもどうしてもわからないときは勘に頼るしかないのですけれど、今までMEでやってきたことを元に判断していました。
 
七里:試験が終わった後に、迷った問題、もしかしたら間違えたかなという問題はどのくらいあったのですか。
 
塚越:英語では5、6個ありました。
 
七里:おお、5、6個もあったのですか。信じられません(笑)。馬場さんにお聞きします。馬場さんは高校1年生の時からMEに通われましたが、お姉さんもMEにいらっしゃって、お姉さんはどのように馬場さんを誘ったのですか。
 
馬場:姉はMEに高2の時に入ったらしくて、すごく衝撃を受けたと言っていました。他の塾と全然違って、指名制で緊張感やスピード感があって、大学受験では英語は絶対あって、英語を得意科目にしたいのなら絶対にMEに入った方がいいよと誘われました。
 
七里:ありがとうございます。それでは岩間君からどうぞ。
 
岩間:いろいろみなさんにお聞きしたいと思います。ハートフルな体験記を寄せていただいて、非常に感動しています。倉林さんにお聞きしたいのですが、MEに入会されたのが中学校1年生の時ですよね。体験記を読ませていただくと、『初めは授業についていけずにノートをとるだけで精一杯でした・・・』とあるのですが、よくめげませんでしたね。MEに「来たくなくなる」ということはなかったのですか。
 
倉林:初めは機械的に来ていました(笑)。
 
岩間:どういった心境の変化がおこったのですか。
 
倉林:理解する前に「これを聞かれたら、こう答える」というコツがわかるようになって、だんだん苦にならなくなりました。
 
岩間:合格体験記によると、他でも英語を習われていたのですよね。MEの授業と違いましたか。
 
倉林:全然違いました。
 
岩間:どう違いましたか。
 
倉林:初めに行っていた塾は、教科書を写して訳を書いて「この文法はこうだよ」と言われるのですが、「ふーん」で終わってしまって・・・。
 
岩間:MEはどうでしたか。
 
倉林:MEは自分で理解して覚えないと答えられないし授業についていけないし・・・。
 
岩間:喰らいついて一生懸命言われた通りに授業を受けたのですね。
 
七里:ちなみにその時の教師は誰だったのですか。岩間君が教えたのですか。
 
岩間:いいえ、七里先生です。
 
一同:(笑)
 
高校1年生へのアドヴァイス
 
岩間:この場に推薦で合格された方がいらっしゃいますが、学校の評定が良くないと推薦はもらえませんよね。これを読んでいる、特に高校1年生に対して、どういう風に勉強すればいいかアドヴァイスをしていただけませんか、新井さん。
 
新井:良い評定を取らなければ学校推薦をもらえないので、5教科だけではなく音楽や体育など実技も手を抜かないで、定期テストでも点をしっかり取ることが大事なのではないかと思います。
 
七里:たとえば、具体的にはどうすれば英語の点数が取れるのですか。中学校から高校になると絶対的に単語の量が増えてしまうのが原因かもしれませんが、中学生の時は優等生だったのだけれど、高校生では優等生になれなくて、ある程度の挫折を感じてしまう生徒がかなり多くいます。その人たちに対して新井さんはどういったアドヴァイスを、どういう予習や復習が必要で、定期テストはいつごろから勉強するべきか、教えていただけませんか。
 
新井:そうですね、授業の音読を学校の先生によって何度もさせられたので、小さい声ではなくはっきりと音読するということと、七里先生が言われていたようにわからない単語には全部片仮名を振ったりしました。あと、学校のワークをテスト前に何回もやったり、自分でテスト範囲の各レッスンを読んでみて、わからない英文と日本語文を書き出したりして、テスト前はその文をとりあえず暗記していました。
 
七里:馬場さんにも、英語の勉強方法についてアドヴァイスをお願いします。
 
馬場:英語の勉強は、MEで言われた通りに、口頭英作文を家でやって、教科書の音読や予習・復習を必ずするようにしていました。わからない単語は先生方がおっしゃったように単語帳にまとめて、その都度覚えることを心がけていました。
 
岩間:馬場さんは、口頭英作をどのように実践していたのですか。
 
馬場:MEから帰った日もその翌日も、授業でやった英文をひたすら覚えるまで・・・。日本語を見たら瞬時に英語で言えるようになるまでしていました。
 
岩間:授業でやった内容を、テキストやノートに書いたものをすべて清書してまとめたのですね。
 
馬場:はい。
 
岩間:一つの英文につき、何回ぐらい日本語を見て英語で言う練習を行ったのですか。
 
馬場:言えるまでやっていました。早ければ5回ですけれど、長いものだと10回以上、英語で言えるまでやっていました。
 
岩間:なるほど。感動しました。
 
清 書
 
七里:1週間前に、高校文法の半分くらいを一気にやるという授業をしました。黒板も何も使わずに一つの例文をどんどん言っていき、過去形とか現在完了とか過去完了とか仮定法過去とかやっていくのですけれど、相当書くものがあるのですよね。いつも「清書しろ」「清書しろ」と言っているのだから、授業の最後の20分間でどのくらい清書できるか試してみました。生徒が書いているものを見ると、20分間だと2、3ページしか書けないのです。その時に、あまりにも清書の強要のしすぎではないかとも思ったのですが、岩間君はどう思いますか。ここにいらっしゃるみなさんは実際に清書をしてきたのでしょうから、果たしてそれがどの程度つらかったかお聞きしたい。岩間君、うまいこと聞いてくれますか。
 
一同:(笑)
 
岩間:七里先生も私も「口頭英作をしなさい」「長文の音訳をしなさい」「単語集を作りなさい」と口を酸っぱくして言ってきたのですが、実際にできましたか。その実現可能性についてどうですか。石崎君は、清書ノートを毎週提出してくれましたよね。
 
石崎:はい、野球が終わってからは・・・。英語の勉強をするのが清書と授業で出てきた単語を書くことしかやっていなくて、それ以外やらなかったので、英語の勉強は清書と単語をまとめることと決めていて他の教材とか全くやりませんでした。それほどつらくはなかったです。
 
岩間:どのくらい清書に時間がかかりましたか。
 
石崎:長い時は2時間かかりました。
 
岩間:そんなにかかりましたか。
 
石崎:短い時でも1時間は過ぎていました。
 
力の伸びを感じる瞬間
 
七里:阪本君にさっき聞き忘れちゃったのだけれど、合格体験記の中に『言われた事を実行した結果、はっきりと英語の実力の伸びを感じた』と書かれてあるのですが、『言われたことを実行した結果』とは、おかしなことを聞くようだけど、何を言われたのですか。
 
阪本:MEには口頭英作ですね、やっぱり。あとは、単語を寝る前に10個でも覚えろとか言われまして、1ヶ月くらいで「伸びているな」と感じました。
 
七里:関連することなのですが、馬場さんにお聞きしたいのは、合格体験記の中に『授業中や問題をやっている時に「これ、分かる!」と感じることが、「英語をもっと得意にしたい」という更なる向上心を掻き立ててくれたのだと思います』とありますが、この辺の話をもう少し具体的にお願いします。
 
馬場:MEの授業中や問題を解いている時に、以前に比べ英文を訳せるようになっていて、問題の質問にも答えられ、「これ、わかる」という感じになりました。
 
指名される緊張感
 
七里:ああ、なるほど。塚越さんにお聞きしたいのは、合格体験記の中に『私が高1の春にMEに入った当時、指名されて答えられないと3秒後には他の人に移ってしまうようなものすごいスピードと緊張感あふれる授業に唖然としました。自分がまったく答えられない問いに対し他の人がスラスラ答えているのを見て悔しさを感じた・・・』と書いてあるのですが、本当に他の人がそんなにスラスラ答えていたのですか。
  
塚越:周りの人は一瞬というか一秒後くらいにスパッとみんな答えていて、「なぜだろう」と思って、自分もそうなりたいと思いました。
 
七里:具体的にはどういう質問に対して、塚越さんが答えられなかったものを周りの生徒がピピッと答えていたのですか。
 
塚越:一番びっくりしたのは、仮定法の定義とかをみんなが答えているのを聞いてびっくりしました。
 
七里:さらに言うと、年中、年中同じようなことをこっちが繰り返し教えていて、ちょっと飽きちゃったかなということはありませんでしたか。(高校)1年生の時も仮定法の定義で、2年生の時も仮定法の定義で、3年生の時も仮定法の定義で・・・。それどうなのかしら。
 
一同:(笑)
 
正田:でも何回も何回も同じことをやっていただいたからこそ、選択肢でどっちを入れればいいのだろうと迷った時にその定義を思い出せば、ほぼたいていどっちかに当てはまるので・・・。センター試験第2問の語句補充の問題でもそれほど時間がかけられないので、瞬時に答えが浮かぶかが死活問題だったので何回も繰り返したことは無駄ではなかったと思います。
 
学校の授業との整合性
 
岩間:馬場さんにお聞きしたいのですが、学校の授業では、たとえば分詞構文をやっている。ところがMEでは分詞構文ではなく、比較とか他の単元をやっている。学校とMEの授業との整合性についてはどう折り合いのつけたのですか。
 
馬場:MEの方が学校の授業よりも進みがずっと早かった気がしたので、MEでやっていることはとにかく完全に覚えようと毎日勉強していました。また、学校の授業の時は、MEでやっているタイミングが合わなくても、MEのノートと学校の教科書を一緒に合わせて見たりしていました。常に分詞構文など知識を確実にしていきました。
 
岩間:高坂さんはどうですか。学校の進度との兼ね合いに関して言うと。
 
高坂:MEに入ったのが高校3年生の夏休みだったので、今まで学校でやった中で自分が苦手でよくわからなくて放っておいたところを、MEで何回もやってくださったので、知らないうちにわかるようになったり、自分の弱点がわかったりしました。
 
個人授業時のフォロー
 
七里:高坂さんにお聞きします。受験期の個人授業では、問題を間違えたら全部(英文の)横に訳を書きなさいと言っています。僕が高坂さんとの個人授業で記憶にあるのは、非常にきれいに間違えたところに訳を書いていたことです。それをするのに相当時間がかかりませんでしたか。
  
高坂:はい、かかりました。
  
七里:間違えたところに訳を書く時間で、もっと違った問題を解きたいとか、そういう気持ちにはなりませんでしたか。
 
高坂:何年度分か解いていく中で、間違いのフォローの方が問題を解くよりも時間がかかってしまった時には自分に負けそうになりましたが、しっかりとしたフォローをせずに個人授業に出てもスラスラ訳せなかったり、個人授業の中でなるべくたくさん吸収したいと思ったので、フォローを続けました。
 
七里:なるほど、なるほど。たとえば、正田君にしろ、石崎君にしろ、群大の問題のフォローをするのに、相当時間がかかったと思います。
 
岩間:石崎君は最初、間違えたところに訳をまったく書いていませんでしたよね。全訳がないから大変ですが。それが3回目の個人授業ぐらいから訳を書き始めて、だんだん赤本の解答と石崎君の答えが近くなっていきましたよね。間違えたら訳を書くということに対する妥当性についてはどう思いますか。
 
石崎:初めは、訳が載ってないし自分で訳を考えて書くということを思わなくて、それで授業を3回受けても英語を読めるようになった感覚は全然なくて。ずっと岩間先生に「訳を書け」と言われ続けて、途中から少しずつ書くようになって、授業で「だんだん良くなっている」と言われて、それから訳を書くようにして、最後には結構できる感じを得たので、やっぱり時間はかかるけど書いた方がいいと思いました。
  
野口:大学ではこういう風にして、3年生ぐらいになると就職活動の時にエントリーシートを書かされて、いろいろな質問をされることが多いのですね。そうすると行間に表れたことがよくわかって、これを七里先生も岩間先生も今在籍している学生にこれから伝えてくれると思うのですが、「書くことの戦い」「繰り返しを克服する」「大量の時間との戦い」をすべて乗り越えていったという・・・。忍耐力が身についたからこそ乗り越えられたと思うのですが、どういう風にして、七里先生や岩間先生が課題とする物凄い量に耐えられるだけの素地が培われたのか。野球ですか。
  
石崎:はい、野球です(笑)。
  
執 念
 
野口:どちらかというと、今は安近短で効率性や合理性ばかりを追求する流れが多いですが、どちらかというとそういうのとは少し違いますよね。確かにスポーツも乗り越える力を養いますが、それだけではないと思うのですが、どうですか。
 
正田:そうですね、少しずれるかもしれないのですが、自分は中学3年生の時、県外私立を受験しまして、その時努力不足、実力不足で落ちてしまいました。大学受験の時にも同じような思いをするくらいなら頑張った方がいいなと・・・ある意味執念です。
 
七里:要するに、ここにいらっしゃるみなさんに共通しているのは、「悔しがる」という気持ちを持っていることだと思います。
 
野口:「負けん気」みたいな。
 
七里:正田君が言われた「悔しがる」というのはものすごく大切なのじゃないかなと思います。ちょっと前にMEには前橋高校の野球部で小泉君(小泉健太君・東京学芸大卒)という素晴らしいアスリートがいました。石崎君の先輩にあたる方ですが、ご存知ですか。
 
石崎:知っています。
 
七里:群大医学部の推薦には面接もあるので、その練習をMEでした時に、正田君は、どんな質問に対しても、まるで政治家のように堂々と立派に答えていました。試験は戦争みたいなものであって、1点、2点の差でも落ちてしまうことがある。面接の時の正田君の姿からは、どうしても合格したいという執念を感じました。同じような執念を小泉君も持っていたのだと思います。こだわりますが、正田君のあの面接は、どういう練習をされたかはわかりませんが、何度聞いても素晴らしい答弁でした。日本の首相の安倍さんに教えてあげたいくらいの答弁です。
 
一同:(笑)
 
七里:中学生に常に言っているのは、大人には瞬時に人を見抜く力があるということです。面接では勉強ができるだけではだめで、その人の持っている良い性格を見せなければなりません。今日だけいい子になる、なんてことはできませんよね。面接官に見抜かれてしまうんだから。面接で誰を採るかと言えば、性格のいい子の方を採るわけで、あくびをしないとか人の話を聞かなければいけないと生徒たちに常に言っています。それもやっぱり正田君の執念、倉林さんと新井さんの受かりたいという熱情、「ごめんなさい」と言って同情を買ってでも受かろうとする表情とか、あれも執念なのだと思います。
 
野口:今その触れた「執念」とか「人の話を聞かなければいけない」とか性格的なものは「伸び」と言われているのですね。東京大学が推薦入試を導入したという決断は、どうもそのあたりにあるようですね。ある程度のところでものすごく優秀だけど、伸びがとまってしまう、高いレベルまでいかない。どうしたら伸びしろのたくさんある学生を採れるかを考えての苦渋の決断だと聞いています。それは経験が生んだり、もともとの性格であったり、あるいは小さい頃の経験かもしれません。
 
七里:うーん、小さい頃の資質みたいなものがあるんじゃないかなとも思います。兄弟姉妹をよく知っているので、高坂さんの妹さんも知っていてすごく優しいんです。いや、他の人が優しくないということではなくて・・・。
 
一同:(笑)
 
優しさ
 
七里:やっぱり「文は人なり」であって、高坂さんの合格体験記には、後半の部分に『生徒の指導のために朝から晩まで寝る間も惜しみ・・・』とあります。高坂さんの名誉を持って言わせていただくと、僕も岩間君も、MEの教師もスタッフも全員が寝る間も惜しんでいたなあと思います。たとえば仮に石崎君に1時間教えるとすれば、岩間君は2時間、2時間半、準備していたと思います。もちろん、正田君の群大の推薦の時も同じだったと思います。だから、高坂さんが合格体験記に『走って移動する先生方や事務の方々の姿は、私のやる気の源でした』と書いてくれて、本当にうれしく思っています。優しい気持ちがあるからこそできることですよね。高坂さんの妹さんを見ていてもよくわかります。ここにいらっしゃるみなさんだけではなく、MEには小学生から高校生まで、優しい心を持った生徒がたくさんいると、授業をしていていつも思います。
 
野口:優しさは、もともとのものもあるかもしれないけれど、育んで育つ、そういう面もあると思います。僕が毎年来ていつも感じるのは、英語的に鍛えられたと同時に、人間的にも鍛えられている、本当に素晴らしい高校3年生だなっていう印象ですね。
 
七里:みなさんには心から感謝しています。今日も忙しいなか来ていただいているし、体験記を書いてくださいと言えば書いてくださいました。一番嬉しい時、一番忙しい時に長い時間をかけて文章をしたためていただき、本当にありがとうございます。はい岩間君、どうぞ。
 
MEの印象
 
岩間:そうですね、MEの印象を聞かせていただけますか。たしかにMEは英語しか教えていませんが、英語以外に学んだこととか得たこととか、MEの授業を受けた感想とか印象とか、阪本君どうですか。
 
阪本:先生方やスタッフの方々の熱意が他の塾とは比べものにならないくらいで、常にエネルギーに満ち溢れている感じがしました。
 
岩間:なるほど、そうですか。倉林さんはどうですか。
 
倉林:先生同士がこんなに仲がいい塾はあまり見なくて。今までいろんな塾に行ってきたのですが。それで高校に入ってから受験が団体戦だと思ったことがなかったのですが、MEに来ているとそうなのかなと思いました。
 
岩間:新井さんはどうですか。
 
新井:先生たちの熱意もそうなのですけれど、周りの人たちのレベルや情熱、熱意もすごく高くて、それが刺激に・・・。
 
岩間:周りの生徒に影響を受けたわけですね。
 
新井:はい、すごい刺激になりました。
 
岩間:馬場さんはどうですか。
 
馬場:MEは指名制で緊張感もすごくあって、効率よく集中して勉強することの大切さを教えてくれました。違う塾だと何となく行っている時期もあったのですが、MEだと指名されるので絶対に答えなければいけないというプレッシャーがあったから、家に帰ってからも口頭英作や復習をやれたのではないかと思っています。
 
岩間:高坂さん、どうぞ。
 
高坂:私も周りの人のレベルがすごく高くて、周りの人が答えると自分の出来なさを感じ、もっとやらなければいけないというモチベーションにつながりました。いくつか塾に通っていたのですが、授業がすごく面白くて、特に授業に慣れてくると七里先生が言った面白いことをノートに書いたりして・・・。
 
一同:(笑)
 
岩間:どういう面白いことを言ったのですか。
 
高坂:ボクシングとか、七里先生の中学生時代の話とか。それを妹に話すと、妹も同じことを聞いていて、二人でよく話していました。
 
七里:ああ、ありがとうございます。
 
岩間:塚越さんはどうですか。
 
塚越:本当に先生たちのユーモアもあって、それで英語が面白いなと思い、それでどんどんやろうという気持ちにもなったし、こんな短時間に集中してやるような塾はなくて、自分は長時間だらだらやるたちだったのでそれを直してもらったとすごく感じました。
  
岩間:正田君、どうですか。
  
正田:MEのスタッフのみなさんの熱意が素晴らしくて、個人授業の時もすごく感じたのですけれど、こっちが生半可な感じで予習をしないで行くと、読みとかですぐに注意されて、自分はすごく漢字で注意されたのですが、個人授業の回を重ねるごとに、「次は岩間先生に勝ってやろうかな」と思って・・・。
  
岩間:嬉しいですね。
 
正田:そういった気持ちになるくらいやる気も出たし、勉強に対するスタンスも確立できたし、同じことや基本をMEで繰り返してくれたので、勉強に対する考え方に影響を与えてくれ、そこが魅力ですね。
 
岩間:ありがとうございます。石崎君はどうですか。
 
石崎:高校に入ってからずっと英語ができなくて好きではなくて、学校の先生にもいろいろやれと言われていて、「教科書を写せ」とか面倒くさくて全然やらないでいて、MEに入って「清書」と「わからない単語をノートに書いて単語帳を作れ」といった、さっき時間がかかり効率が悪いのではないかという話があったのですが、それを自分は夏から始めたわけですが自分としては一番効率が良くて、その方法を継続することで英語が嫌いではなくなったのが受験で成功した大きな理由だったかなと。
 
岩間:万人が英語を好きなわけではないと思うのですが、なぜ入塾される前、石崎君は英語に対して抵抗感を持っていたのでしょうか。
 
石崎:また野球の話になるのですが、野球をやっていると家に帰るのが10時くらいになって、テスト前以外は本当にまったく勉強していない日々が続いていました。英語は日々の積み重ねが大切だとよく言われていて、それが出来ない状況にいたので他の教科に比べて英語に苦手意識を持っていました。
 
岩間:石崎君は野球部の副部長をされていて、かつ同時に節電啓発委員長をされていたと。忙しかったでしょうね。
 
一同:(笑)
 
石崎:節電啓発委員長は、震災の影響でできた臨時の委員会で、仲の良い先生に指名されてなりました。
 
岩間:なるほど、そうですか。
 
後輩へのメッセージ
 
野口:やっぱり共通していますよね。緊張感のある授業だったとか、お互いが競い合うことはネガティブに考えられていた時もあったのだけれど、競い合うことが大事だとか、指導法の基本が問答法にあるとか、それがMEの特徴としてはっきりしてきたというか、そういう結果が実績につながっているのだと改めて感じました。どうですかね、みなさんに後輩へのメッセージを聞いていくのは。
 
七里:そうですね、是非とも聞きたいですね。
 
野口:これだけは後輩に伝えたいということをそれぞれお願いします。
 
倉林:進路を決める時がいつか必ず来ると思うのですが、もし間に合う段階で「無理かな」と思い始めてもあきらめないで、上に向かっていれば下にさげることはできるから、あきらめないで上に向かってほしいです。
野口:
七里:
Aim Highだと思います。
 
新井:私が思うのは、どんなに忙しくてもMEの授業にしっかり出てほしいということです。私自身とても部活で忙しくて頭の中が部活のことでいっぱいだったのですが、MEの授業に出るだけで「部活だけ考えている場合ではないな」と周りの人を見て思い、「このままではヤバイな」と感じ、それが勉強に向かうエネルギーになりました。遅れてもいいから早退してもいいから、MEの授業に毎週出てほしいと思います。
 
七里:馬場さん、お願いします。
 
馬場:中学の時は高校受験に向けて、高校の時は大学受験に向けて勉強しなければいけないという圧力が常にあると思うのですが、今やるべきことは学生である限り勉強することだと思うし、勉強しないままだらけて、後で学生の時勉強すればよかった思うことは、すごく悔しくて悲惨なことだと思うので、学生であるうちは嫌だと思っても勉強するべきだと思います。
 
高坂:私は、復習を一番大切にするのがいいということを伝えたいと思います。新しいことを学んだ時に、習った直後は覚えているので、身に付いた気がして復習を面倒臭く思いおろそかしてしまう人が多いと思いますが、復習をしないと身に付かないし、復習して初めて気付くこともあるので、復習が勉強の基本だと思います。
 
塚越:私は、どの教科でもある程度興味を持ちながら勉強すれば、結構楽しくできると思っています。本当にMEのおかげで英語がますます面白いと感じるようになったし、嫌いだとどんどん勉強をしなくなってしまうので、自分で何かしらしてその教科を好きになるという風にしていけば、受験勉強も続けられると思います。
 
七里:阪本君、お願いします。
 
阪本:僕は、継続がかなり大事ではないかと思います。1年の時に基本で重要なことをやって、その時「まあいいか」と1をやらないと、2、3年の時に10になって返ってくることがあったので、忙しくて疲れたりしていても、とにかく継続して最低限のことをやるべきだと思います。これは心構えではないかもしれませんが、センター試験は絶対に勉強した方がいいかなと思います。学校でも二次試験の勉強ばかりしていて、センターを2週間くらい前からやればいいかという人が、センター試験でひどい点数を取って志望校を変えざるを得ない状況になるのを何人も見てきたので、それだけは避けてほしいかな。センターの勉強は、不安になったとしても冬休み頃からは絶対始めなければいけないと思います。
 
七里:どうもありがとう。正田君、どうぞ。
正田:すごく普通のことなのですが、当たり前のことを当たり前にするということです。MEから「口頭英作しろ」「清書しろ」と言われると思うのですが、MEに通っている以上、義務だと思ってやるべきだし、もし高校で宿題がたくさん出て嫌だと思っても自分でその高校を選んだわけだから、そこは責任を持ってやるべきだと思います。最後の最後で人の価値が決まるのは、たぶん些細なことだと思うので、ハンカチやティシュを持っているかとか・・・。勉強ができても普通のことができない人は顰蹙を買うと思うので、少し逸れてしまったけれど、とにかく自分がやるべきこと、言われたことはきちんとやるべきです。
 
七里:石崎君、どうぞ。
 
石崎:人それぞれ自分に一番合った勉強があるので、地道にやる方が力がつく人もいるし、地道にやるとだらけて逆にダメになる人もいると思うので、できるだけ早い段階で自分に合った勉強法を見つけ実行することが大事だと思います。部活にもよるかもしれませんが、部活をやっている人は、勉強との切り替えがなかなか難しいので、部活のうちは割り切って部活を優先することも人によっては大事なのかなと思っています。
 
合格は成らずとも
 
七里:石崎君の同級生で、私たちMEが大好きな生徒がいて、受験的には楽勝かなと1年生の時から思っていたのですが、神様が何かのいたずらをして、センターテストで思いのほか点数が取れなかった。取れなかったとしても、受かっている子と比べれば3点、4点、5点くらいの差しかなかったのでしょうが、残念ながら浪人が決まったということなんです。岩間君とずっと話し合っていたのですが、どうなのかなと思っていたら、今回、公開授業の準備をしていたら、のそのそと男の子二人が来てくれた。まさしく石崎君や正田君の同級生であり、結果的には落ちてしまったのだけれど、東京大学とか京都大学のその二人が、落ちたとしてもその報告を私たちの所に来てしてくれた。非常に嬉しいと思っていますよね。ともすれば自分の失敗とか自分に嫌なことがあった時は、人のせいにすることは人間の心理であるにもかかわらず、落ちた報告をしに来てくれたことは非常に嬉しかったし、本当に残念だったと思います。
 
岩間:涙が出るほどうれしかったです。
 
七里:本当に肩の荷が下りたというか、どういう風に我々は謝るべきか、どういう風にしてI’m sorryと言うべきか、いろいろ悩んでいましたが、本当に肩の荷が下りて嬉しかったですよね。みなさん、本当にお忙しい中ありがとうございました。野口先生、最後にお願いします。
 
野口:毎年座談会に来るたびに、私も感動させていただいて、本当にありがとうございました。みなさんの話すことに物凄く力があり、説得力があり、ひしひしと伝わってくるものがあるのですよね。七里代表が、それぞれ言っていることが違う視点からの内容で個性があると言っていましたが、これを直接、今の高校生1年生、2年生、中学生に聞かせたいなと思います。何らかの形でその機会を作って、これを上手に伝えていくことは先生方お上手だと思うので、これがMEの宝かなあと感じています。本当にありがとうございました。
 
一同:ありがとうございました。